FPなかにしコラム No.13 【医療費は準備しておく必要があるか?】

 

 

シニアの支出で考えておかないといけないものに「医療費」があります。
加齢にともない、増えていく費用でもあります。

自分の加入している健康保険で、病院にかかったときの負担割合は、
日常使われることがあるので、ほとんどの方が認識しておられるかと思います。

健康保険での「高額療養給付」の制度はご存知でしょうか?
例えば、健保の負担割合3割の人が、100万円かかる治療を受けたときは、月30万円負担するのかというとそうではありません。
標準報酬月額が28~50万円だと、自己負担の上限は月に約9万円です。
また高額療養費の対象となった月が、直近12か月で3回以上あると、翌月から自己負担額は月4.4万円に下がります。

では、自己負担分をどうカバーするのかということが課題になります。
まず、預貯金で対応できるか検討します。
(予備費をして月の生活費の3~6か月分くらい持っておかれることをお勧めします。)
その次に、民間医療保険での対応を考えます。
特に健保負担割合外の費用(入院中の食事代の一部、差額ベット代、セカンド・オピニオン費用、自由診療や先進医療治療費など)については、医療保険準備しておけば、預貯金でカバーできないときも助かります。

また医療費ではないですが、収入減への備えもあれば安心です。
組合健保の方は「傷病手当金」制度もありますが、住宅ローンの返済対応や個人事業主の方は「働けない時の収入補填」は考えておくのが良いかと思います。
小規模企業共済や民間の就業不能保険など、ご自身の考え方に合うものを、早めに検討しておくのがポイントではないでしょうか。
専業主婦の方も就業不能の時の対策は大切です。家事労働の価値は想像以上に大きいです。

 

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