FPなかにしコラム No.18 【生前贈与はどうなるの?】

 

 

22年度の税制改正で贈与税の改正があるのでは?という質問を受けるようになりました。

暦年贈与は年間110万円まで、誰にでも、何人にあげても非課税となってます。
長い年数贈与を続けていくほど、非課税で移せる財産が増えているので、
「贈与は早く、広く、薄く」と言われることもあります。
「相続税を払うくらいなら、子供や孫に贈与して自分の財産を少しずつ減らしていこう。」
と考えられている人もあるかと思います。

但し、日本では相続が発生した時に、相続財産を受け取る人については、
「相続開始前の3年以内の暦年贈与は、相続財産に加算されることになります。」
例えば、その3年間に毎年100万円ずつを、3人の子供たちに贈与していた場合、
3年分の900万円は子供たちがもらう親からの相続財産に加えて、
相続税が計算されることになるわけです。
では、外国ではどうなっているか?
イギリスは7年以内、ドイツは10年以内、フランスは15年以内となっています。
いずれも、日本より長い年数の贈与が相続財産に加算されるわけです。

「富裕層を優遇し、過度な節税につながっている」との見方から、見直しの声が上がってる贈与税。
年末までの議論で、税制改正案がどんな形で出てくるのか、注目ではないでしょうか。

 

 

 

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