キャリコンごきたコラム No.5 【部長ができます】

 

 

定年間近の方のキャリア相談でよくあるのは、
60歳以降会社にこのままいるべきかどうかというものが非常に多いようです。
世間の多くの会社の定年はまだ60歳、それ以降は再雇用となり給与も大幅にダウン。
また、役職定年というものが55歳から60歳に設定されていて部下はいなくなり会議には呼ばれなくなる。
仕事時間中をなんとかやり過ごし定時になると脱兎のごとく会社を出る…。
こんな生活いいのかな、
いっそ転職して自分をもっと評価してくれるところで最後の“ひとはな”咲かそうか、
でも今の会社にいればそれなりの収入は保証されるし
妻もああ言ってるし今更新しい会社に行くのもなあ…とこんな悩みです。

私自身この悩みを抱えながら戦ってきました。(ちょっと大袈裟かな)
結果、この迷えるシニア同志たちを少しでも救いたい(これも大袈裟)と思い、
キャリアコンサルタントの道を歩もうと決意しました。
これからは会社に左右されずに自分のキャリアは自分で決めましょう、
できれば70歳までは働いてねと国も声高に言い出しています。(高齢者雇用安定法ですね)
まあ納税をよろしく、が裏にあるわけですが…。
一方で、企業はもはや終身雇用を保証できなくなったからね、
と功成り名を遂げた経営者が(自分は関係ないけどね)と言う時代です。

さて、最初のシニアの悩みにもどりましょう。
残り5年(60歳~65歳)とするとこの間会社に残ってどんな仕事するか、
あるいは転職や自営業などでやりたい仕事を追求していくのか。
もちろん人それぞれなんですが、
残りの人生の中でこの5年間をどのように過ごしたら後で後悔しないのか、
という観点で考えたほうがよさそうです。
会社に残ってやりがいのある仕事が与えられた人、
あるいは自分で見つけることができた人はそれで良し。
でもそうはならない会社も多いようです。
60歳越えたら余計な口を出さずにおとなしくしておいてくださいな
(乱暴に言えば飼い殺し?福利厚生的雇用と言っている大学の先生もいます)…。
そのような環境に我慢がならないのであれば、いっそ社外へ目を向けてみる。
でもそこには厳しい現実があります。
ある大手企業で部長職まで上りつめた方がある中小企業の採用で何ができますかと問われて、
「部長ができます」と答えて失笑を買ったという話しがあります。
大企業で大勢の部下のマネジメントをしてました、
事業(部下がお膳立てしてくれたのですが)でこれだけの成果を出しました、
なんていう経験や実績は多くの場合、中小企業側から見ると犬も食わないものなのかもしれません。
転職や自営業を成功させるためには、
市場性があり即戦力となる専門性・スキル(エンプロイアビリティ)を
身に付けておくことがやっぱり大切なんですね。
(世間で通用する専門性・スキルを身に付けるためには最低1万時間必要という説もあります)

こんな話はさんざん聞いている、そうだよ、じゃどうしろと、つぶやかれる方も多いかもしれません。
でもこれが人生、ケセラセラ(だいぶ古い!)いまさら後戻りはできない。
でも今からやれることはあるかも。
ちょっとあなたの今までの仕事、人生を振り返ってみませんか?
“部長”以外にも何かやれることがきっと見つかりますよ。

 

 

 

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